BBQ上級インストラクターでBBQ芸人です。レポート・BBQイベントなど依頼下さい。

バーべ



先日、家でぼーっとしていると、同期でフラワーズオブロマンスというコンビの中道からメールがきました。



「暇や！キャンプ連れてって。」



時刻は午後5時。



その後に続くメールの文章が



「でも明日は昼からバイトあるから、それまでには帰れるようにしてな。よろしく！」



いや、よろしくやないねん！



夕方やし、車もないし、中道は全くのアウトドア初心者やし、



どうしたもんかなぁと思っていると、中道が僕の家に到着。なんと、ほぼ手ぶらである。



「こいつマジか・・・」



と思ったのですが、



普段インドア派の中道が、



10年ぶりぐらいにキャンプに行けるということで妙にウキウキしていたので、



僕もちょうど暇だったこともあり、



気持ちを落ち着かせとりあえず出発の準備をすることになりました。



THE　NORTH　FACEが出している90リットルのベースキャンプダッフルというリュックに一通り荷物を詰めまして、



電車で行けて、なおかつ遅くからでも入れるキャンプ場を探しました。



さらに「川遊びもしたいからな」と



どこまでも末っ子気質な中道の要望にあてはまるキャンプ場を検索すると、



一件だけ、京都にあります、笠置キャンプ場というところが条件にバッチリ当てはまりました。



食材の買い出しを終えて、出発したのが午後7時。もう陽も沈みかけています。



じゃんけんの結果、僕が小リュックとイス２脚、



パンパンに詰まった90リットルのデカリュックを背負うのは中道になりました。







大荷物の二人が、汗だくになりながら駅まで歩き、



会社帰りや学校帰りの人達に不審な目で見られながら電車に乗り込みます。



　「いやー、後は１時間半電車に揺られて、キャンプ場に向かうだけやな。楽しくなってきたなー」



と、中道に声をかけると、びっくりすることに、



重たすぎるリュックと、不審な目で見られたという恥じらいでものっすごく不貞腐れているのです。






うそーーーん！



キャンプ行こうって言ってきたの中道やん～！



めっちゃつまんなそうや～ん！



でもまぁ彼はいつもこんな感じなので、そっとしておきました。



そうこうしていると笠置キャンプ場に到着。



辺りは真っ暗。平日なのでキャンパーはだーれもいません。



手探りでテントを設営し、イスを広げ、



午後１０時、よやくキャンプをすることができました。







いや、遅っ！



そこからお待ちかねのバーベキュー。この日はバター焼きそばと、簡単な燻製をしました。










それを食べながらお酒を飲んでいると、



中道がおもむろに「やっぱキャンプの夜はこれでしょう」と、iphoneの音量を上げて、曲を流してくれました。



中道、このキャンプで唯一のファインプレー！



やっぱりキャンプで曲があるのとないとでは全然違います。



早速流してもらいました。



♪知らない言葉を覚えるたびに　僕らは大人に近くなる～


流れてきたのは、中島みゆきの「命の別名」



なんでしょう、



このミスマッチ感！



後半、なんだか中島みゆきに怒られてる気もしてきました。



そんなこんなで朝を迎え、朝食にコーヒーとトースト、ベーコンエッグを食べました。







やっぱハンドドリップでしょ






ベーコンを焼き






卵を焼き





トーストも焼く






これが最高の朝食だと僕はキャンプする度に思います。




中道念願の川遊びもし、お昼前に岐路に着きました。







帰りは、行きとは逆で、僕がドでかいリュックを、



中道がイス２脚と小リュックを背負って帰ることになりました。



その途中、近くの温泉につかって汗を流し、






疲れを癒し、キャンプのことを振りかえる。




最高です。




そして電車に乗り、午後２時、大阪に到着。



いろいろありましたが、




僕も中道もこのキャンプに来て本当によかったなと、心からそう感じました。



しかし、僕はあることに気付きました。




「中道、イス２脚は？」




「うわ、温泉や・・・。」




中道とは二度とキャンプに行きません。




※写真で確認





キャンプ場を出るときにはイスを持っている中道






帰り道、すでにイスを持っていない中道




バーべ